
無我夢中でキャスティング練習をしているうちに自分なりに言語化しておいたほうがいいと思うようになりました
今回は、自分自身の経験をもとに湖でツーハンド(ダブルハンド)ロッドを使ったフライフィッシングの方法について紹介していきます
キャスト練習ばかりしていて肝心の魚はあまり釣れていませんが、少しでも参考になりましたら幸いです

ツーハンドフライロッドを使い始めた経緯
日帰りで車で行ける距離に、ツーハンドフライフィッシングができる湖があったこと…これが一番大きな理由です
それとカッコいいⅮループキャストができるようになりたかったから
ちなみに川でのツーハンドロッドの経験はほぼないです(キャスト練習程度です)
僕は北関東に住んでいますが、利根川水系ではツーハンドロッドなどでサクラマスが狙えると聞きます
釣り場で出会った方から本流サクラマスの話を聞くこともありますが、ポイント探し・駐車場の問題など敷居が高そうです
それでも、本流でのツーハンドフライフィッシングはいつか僕も挑戦してみたいと思っています
ツーハンド・ダブルハンドロッドとは?
一般的に
- ツーハンドロッド
- ダブルハンドロッド
- スペイロッド
と呼ばれるロッドです

両手で扱い、水面を利用したキャストをメインに設計されたフライロッドです
海外ではスペイロッド(Spey Rod)と呼ぶのが一般的で、ダブルハンドロッドという表現はあまり使われないそうです
「スペイ」とはスコットランドの川の名前で、スペイ川が語源とされています
世界的には、スペイロッドは主に川で使用されるロッドで、湖で使われるケースは比較的少ないと言われています
しかし湖では
- バックスペースが限られる
- 風の影響を受けやすい
といった場面が多く、ツーハンドロッドの特性が活きてきます
ツーハンドロッドのメリットとデメリットについて
シングルハンドロッドと比較した場合のツーハンドロッドのメリットとデメリット
※シングルハンドのショートヘッドを使用したキャスト(シングルハンドスペイ)で比較します
メリット
- 両手を使うので少ない力で竿を曲げられる
- 飛距離が出しやすい
- 各方面の風に対応しやすい
-
両手で操作するので長時間投げ続けても疲れにくい
デメリット
- タックルが大きく、持ち運びにやや不便
- ラインが太く重いので水面を荒らしやすい
- 竿が長いので手前が釣りにくくなる
- 竿が長いので釣り座の自由度が下がる
- 釣った魚の写真がシングルハンドよりも小さく見える

この魚は45cm程度あると思うのですが相対的にグリップが長いので小さく見えてしまいます
シングルハンドでは約60cmの魚がこれだけ大きく見えます


ロッドの長さ・番手は何が良い?
実際の釣り場で使用しているロッドの長さと番手は人それぞれです
僕も色んなロッドの長さ・番手を使ってみましたが、はっきり言って正解はないです
結局、ロッド・ラインを買って投げてみないとそもそも比較ができないんですよね。不本意ながらお金をかけたおかげで色々なことが分かりました
厳密にいうと状況によっての正解はあります。例えば一日中風が強い日なら重いヘッドで風を貫通できる高番手が良いですし、逆に無風が続くようなら水面のプレッシャーを意識して低番手にするとか
でも、そんなことは現地にいってからでないと分かりません
事前にできることは各状況に対応できるように複数の番手のロッド・ヘッドを用意することですね
1ftは約30cmです。たったの30cmですが実際に振ってみると全然違います
ロッドが短くなるほど、岸近くに生えている木の枝に干渉しにくくなります
長いロッドは木の枝の接触を考慮してディープウェーディングの必要も出てきます
| ロッド長 × 番手 | キャスト距離 | 手前の釣りやすさ | 水面へのインパクト | 釣り座の自由度 | 風への強さ |
|---|---|---|---|---|---|
| 11ft / 5–6番 | △ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
| 12ft / 6–7番 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 13ft / 7–8番 | ◎ | △ | △ | △ | ◎ |
| 14ft以上 / 8番以上 | ◎◎ | × | × | × | ◎◎ |
いわゆるイントルーダーのような大型のフライを投げるのには高番手が有利となります
当然ながら短い低番手ほどロッドとヘッドが軽くなるので体への負担は減ります
シューティングライン(ランニングライン)は何が良いか
シューティングラインとはシューティングヘッドの後端と接続するラインのことをいいます
シューティングラインとランニングラインって何が違うの?僕もよく分かってなかったのでAIに聞いてみました
Gemini3の回答は・・・↓
結論から言うと、「シューティングライン」は主に飛距離を出すための単独製品を指し、「ランニングライン」はフライラインの構成パーツとしての名称であることが多いです。
つまり、ウェイトフォワードラインの後ろ側の細い部分を「ランニングライン」と呼ぶのが正しいといえます
最近では、シューティングラインと同じ意味で「ランニングライン」という商品名で売られていることがあるので、言葉の境界線が曖昧になっているそうです
Amazonで販売している商品でいうとriverpeakの製品がランニングラインという名称を使っています
本題に戻りますがシューティングラインは、一般的にブレイテッドコア・モノコア・モノフィラの三種類に区別されます
それぞれに明確な特徴があります
僕は3種類とも一通り使用したことがありますが、どのラインも一長一短です
樹脂コーティング系(ブレイテッドコア・モノコア)は30~40mで5000円以上する商品もありますが、しっかりお手入れして使用すると1シーズン以上余裕で使えます(釣行回数にもよります)
ナイロン系のモノフィラメントは安価ですが、ほぼ消耗品みたいな扱いになります
| 特性 | ブレイテッドコア | モノコア | モノフィラメント |
| ハンドリング | ◎ | ○ | △ |
| 飛距離 | △ | ○ | ◎ |
| ターンオーバー | ◎ | ○ | △ |
| 耐久性 | ○ | ○ | × |
ブレイテッドコア(編み芯)
普通のフライラインのような構造のラインです

複数の細い繊維を編みこんだ素材が芯材として使われています
モノコア・モノフィラと比較して重量があり抵抗が増えます。ブレーキがかかるためフライがターンしやすいです
ハンドリングしやすいのも特徴です
モノコア(単芯コーティング)

ブレイテッドコアが編みこんだ素材をコアにしているのに対しモノフィラメント(単一構造)の糸が芯材として使われています
ブレイテッドコアよりも細く軽く作れるので、より勢いよくラインが放出されます
ナイロン系モノフィラメント

モノフィラメント(単一構造)の糸です
軽い+細く抵抗が少ないので断然飛距離が出ます。それと引き換えターンが不安定になります
ターンが不安定になる場合はリールから出すラインを絞るかサミングを行うことで解決します
リールから出すと巻き癖がついてますが、ストレッチで解消できます
デメリット
- 樹脂コーティング系よりも耐久性が低い(消耗品)
- 細く滑りやすいのでハンドリングしにくい
僕は現在ナイロン系モノフィラメントのシマノBBXフロートをメインに使用しています
フライフィッシング用のシューティングラインではありませんが、代用品として有名な商品です
3000円以下でありながら200m入りなのでかなりコスパ良いです
色んな号数を使用しましたが、6号~8号がおすすめです
太い号数ほどライントラブル時に解けやすくなりますが、リールから出した時のコイル状の癖も取りにくくなります
シューティングヘッドは何が良いか
僕はTIEMCO社が販売しているSA アトランティックサーモンショートを使用しています

湖でアトランティックサーモンショート(中禅寺SP朱鞠内SP含む)を使っている人は多いんでないかと思います
アトランティックサーモンとアトランティックサーモンショートは全く別のシューティングヘッドなのでフリマサイトなどで購入する際は注意してください。ショートは名前の通り短いです
僕はどちらも所持していますが、キャストフィールは全く異なるものになっています
サーモンは無風向き。ショートは有風向き。と僕は解釈しています
カタログスペックを確認すると・・・
- アトランティックサーモン DH400gr(26g) 6/7 10.7m フローティング
- アトランティックサーモンショート DH 400gr(26g) 6/7 9.1m フローティング
トータルの重さは同じなのに1.5m以上長さが違います
昔とある湖での出来事。お隣のフライマンが見事なエアボーンアンカーのキャストを決めていました。ちょっとお話する機会があったので、ラインシステムについて聞くとアトランティックサーモンを使用していると仰っておりました
アトランティックサーモンを使用するのはショートよりも水面を荒らしにくいからと言っていました
廃盤になっているという情報はありませんが、ネットショップを見る限りアトランティックサーモンの流通在庫はかなり減ってきている印象です
RIO社のシューティングヘッドも気になっていますが、まだ使用したことはありません
ロッドとシューティングヘッドの重さバランスはぶっちゃけ実際に合わせてみないと分かりません。好みの問題もありますしね
例えば僕が所持している13ft7番のロッドは数値上は400grが適正ですが、実際に合わせてみるとやや重いと感じることがあったりします
ロッドメーカーによっては使用できる重さ(グレイン)が表記されています(例400gr~480gr)
AtlanticSalmon Short

出典:TIEMCO
アトランティックサーモンショートには多くのシンクレートがラインナップされています
以前TIEMCOのお問い合わせから聞いた沈む速度です。↓
- SI=0.5ips/1ips(約2.5cm/秒)
- S1/S2=1ips/2ips(約5cm/秒)
- S2/S3=2ips/3ips(約7.5cm/秒)
- S3/S4=3ips/4ips(約10cm/秒)
水質・シューティングライン、リーダー、フライなどで環境によって沈む速度は変化します。なので、あくまでも参考値となります
最初はどれを買えば良いか迷うと思います
僕は番手によっては全シンクレート所持しています

それだけで新品5万円以上するので、はじめから揃える必要ありません
必要だと思ってから揃えても全然遅くないです。実際に僕もそうしました
リトリーブの釣りをするならはじめの一本はS1/S2をおすすめします
深く沈めるには時間がかかりますが、とりあえずS1/S2があれば表層、中層、低層までラインを届けることができるからです
S3/S4などの高シンクレートのヘッドは沈む速度が速いため表層・中層を低速度でリトリーブしにくいです
セミフライやチェルノブイリアントなどの大きめドライフライを投げる場合は当然ながらフローティングのヘッドが必要になります
ちなみに僕がYouTubeのキャスト動画でスローインターを使うのは明るいカラーで映像的にラインの軌道が見えやすいからです
AtlanticSalmon Short

出典:TIEMCO
リーダー・ティペットの長さ
リーダーとティペットの長さは誰もが行き詰まると思います
独学の僕も色々と試行錯誤しました
参考にしたのはフライフィッシング雑誌、有名フライマンのラインシステムです
使用するシューティングヘッドにもよるかと思いますが
ぼくの場合は大雑把にロッド一本+1メートル~ロッド一本半くらいの長さにすることが多いです
例えば14ftのロッドなら14ftのリーダーにティペットを1~2m繋げる感じです
正直、未だに正解はわからないです
リーダー+ティペットの全長が長くなると風の影響を受けやすくなります
とくにエアボーンアンカーのキャストだとリーダーティペットの全長の影響がモロに出てきます
ウォーターボーンアンカーのキャストはエアボーンに比べたらアンカーが外れにくいためリーダーティペットの長さの許容範囲が広いです
僕は(特にガチ釣行では)OH&Dシンキング14ftの0X~2Xを使用しています
キャストの種類について
AI(Gemini3)を使用して湖で使うキャストの種類をまとめてみました
まず、スペイキャストとはなんだ?
巷で言われるスペイキャストについて
スペイキャスト=1つのキャストではなく、スコットランドのスペイ川を起源とするキャスト文化・系統の総称とされています
厳密には、川で水面を使い、角度変換を行うキャスト全般をスペイキャストと呼びます
うーん。ややこしすぎる
正直なところ、湖では
- ウェーディングしない岸からのロールキャスト
- ウォーターボーンアンカーのキャスト
が安定してできれば実釣は十分できると考えています
風と波が無いような状況では、エアボーンアンカーのキャストができると水面へのプレッシャーを減らせます
利き腕側から強い風が吹いている場合は要注意です。フライが自分に当たる危険性があります
実際に湖に立つと数時間の間に風向きが逆になることもあります
非利き腕(右利きなら左上手)のキャストを覚えておくと風向きに対応しやすくなります
非利き腕のキャストは僕も練習中ですが、利き手並みに上手くはありません
ウォーターボーンアンカー系
ウォーターボーンアンカーとは一度水面にラインを置いてから投げる方法の総称です
僕はよく「折りたたむキャスト」と表現しています。でも実際にはラインを折りたたまなくてもウォーターボーンアンカーのキャストができる場合があるので、厳密には異なります
覚えやすい反面、エアボーンと比べて水面を荒らしやすいです
シューティングスペイとペリーポークは何が違う?
僕はどちらも似たようなものかと思ってましたが役割も思想もかなり違いました
「シューティングスペイ」と「ペリーポーク」は、どちらも水面を巧みに利用するキャストですが、その目的と動作の組み立て方に明確な違いがあります。
簡単に言うと、シューティングスペイは「一連の流れで投げる完成されたキャストスタイル」であり、ペリーポークは「アンカーを置き直すためのテクニック(動作の一部)」です。
シューティングスペイ (Shooting Spey)
日本(特にKenCubeの杉坂研治氏ら)で発展・体系化された、実戦的なキャスティングスタイルです。
特徴: シューティングヘッドを使い、バックスペースが限られた場所で超遠投することに特化しています。
- 動作: 1. ラインを水面に一度(置く)動作を行い、強力な水面抵抗(アンカー)を確保します。 2. そこからダイナミックにロッドを振り、ロッドの反発力を最大限に引き出してシュートします。
立ち位置: キャストの「一連の型」としての名称。スカジットキャストの要素を取り入れつつ、より繊細なプレゼンテーションと飛距離の両立を狙ったものです。
ペリーポーク (Perry Poke)
アメリカの故カール・ペリー氏によって広められた、「ラインの置き直し」という特定の動作を指します。
- 特徴: どんなスペイキャストにも組み込める**「再配置(リポジショニング)」**のテクニックです。
- 動作: 1. スイープ(ラインを横に振る動作)の途中で、ラインを一度前方の水面へ「ポイッ」と投げ出します(これをPoke=つつく、突き出すと呼びます)。 2. 水面に落ちたラインが強力なアンカーとなり、その後のDループ形成とシュートを安定させます。
- 役割: 「アンカーが滑ってうまく飛ばない」ときや「風が強くてループが乱れる」ときに、強制的にしっかりとしたアンカーを作るための「修正・強化」の技術です。
| 比較項目 | シューティングスペイ | ペリーポーク |
| 分類 | キャストの体系・スタイル全体 | キャスト中の特定の動作・技法 |
| 主な目的 | 湖や本流での圧倒的な飛距離 | アンカーの安定と方向修正 |
| アンカーの種類 | ウォーターボーン(水面に置く) | ウォーターボーン(意図的に叩きつける) |
| タックル | シューティングヘッド専用設計が多い |
スカジット、スペイ、何でも使用可能 |
エアボーンアンカー系
エアボーンアンカーとは簡単にいうとラインを一瞬だけ水面にタッチするキャストです
ウォーターボーンアンカーよりも静かにキャストできるのがメリットです
スウィッチキャスト・ジャンプロールキャスト・アンダーハンドキャスト・スネークロールキャストがエアボーンアンカーキャストに該当します
| キャスト名 | 主な特徴 | アンカーの置き方 | 発祥・背景 |
| スウィッチキャスト | 最も標準的な呼び名。方向変換を伴わないシングルの動き。 | 水面を叩くように(Touch & Go)置く。 | スペイキャストの基礎 |
| ジャンプロール | ロールキャストをより動的(ダイナミック)にしたもの。 | ラインを空中へ跳ね上げ、水面にタッチさせてすぐ投げる。 | 伝統的なロールキャストの進化形 |
| アンダーハンド | 下の手(引き手)の力を主軸にするスタイル。 | リーダーの先端だけを「点」で置く。 |
スカンジナビアン方式(ヨラン・アンダーソン) |
スウィッチキャストとジャンプロールキャストは投げ方自体ほぼ同じようなものでベースとなる動きに違いがあるようです
- スウィッチキャストは「方向転換を伴わない」スペイキャストの一種
- ジャンプロールキャストはロールキャストの進化版
| キャスト名 | ベースとなる動き | 特徴 |
| スウィッチキャスト | スペイキャスト | 角度を変えず、直線的に打ち返す。 |
| ジャンプロール | ロールキャスト | ラインを空中に浮かせてからDループを作る。 |
エアーボーンアンカーのキャストの練習方法
エアボーンアンカーのキャストが上手く行かないのは、技術面の他にラインシステムの問題が考えられます
僕もリーダーとティペットを短くしすぎてアンカーを打つのに苦労していた時期がありました
特にウェーディングの深さでキャストの決まり具合に差がある時はラインシステムを疑うと良いです
あらかじめ長いリーダー+ティペットを使用してアンカーが抜けない感覚を掴む練習です
- 無風状態が理想。ウェーディングは低い位置から(膝下以下)
- リーダーとティペットの長さを竿2本分(ロッドの約2倍)にする(12ftのロッドなら14ftのリーダーと8ftのティペットなど)
- ティペットの先には軽めのフライもしくはヤーンなどを付けておく
- 上手下手の配分は自分の好み(僕は50:50が多いです)
- キャストしてみて長くてターンしにくい(失速する)場合は、50cm~1mでカットしていく
実釣で使用するティペットを使うと勿体ないので、使わないナイロンラインなどをティペット代わりにするのがおすすめです
オーバーヘッドキャスト
背後に十分なバックキャストスペースがあることが前提となります
スペイロッドは水面を利用したキャストをメインに設計されているものが多いです。オーバーヘッドをするときは要注意です。急激な負荷をかけるとロッドが折れるかもしれません
オーバーヘッドキャストにも対応しているツーハンドロッドを使用すると、その点では安心だと思います
湖では背後に木などの障害物があることが多く、オーバーヘッドを使う機会は多くないです。ただし、水面を使ったキャストよりも飛距離が出しやすいのは事実です。水面を荒らしにくいのもメリットです
湖のツーハンドスペイはバチャバチャしてうるさいか?
湖のツーハンドは水面を荒らすから魚が散るというお話があります
昔行っていた管理釣り場のオーナーさんが根っからのドライフライ好きでした。そのオーナーさんが湖でフライをする際はダブルハンドのスペイがいるところには絶対近づかないと言っていたのを覚えています
果たしてそこまで気にする必要あるのか?正直かなり難しい部分ではあります
スペイをやらないオーバーヘッドのフライマンやルアーマンからしたら「静かに釣りしているのにバチャバチャうるさい!」と感じるのは仕方のないことだと思います
他の釣りじゃ考えられないような太いラインで水しぶきをあげている”事実”があるわけですからね
実際に僕も岸際を回遊していた魚がラインの存在で逃げて行ったのを見たことがあります
そのようなこともあるけど、逆に魚を寄せることもあるんじゃないか?というのが個人的見解です
僕の見解は置いといて、静かにキャストする方法は覚えておいて損はないと思います
水面へのインパクト(スプラッシュ)を特に意識するのはやはり無風、いわゆるベタ凪ですね
湖のベタ凪時は魚が釣れにくいと言われています
そのような状況で水面へのインパクトを減らす方法は・・・
- 準備動作(プレキャスト)を含めたキャストの手数を最小限にする
- リーダー+ティペットの全長を長くする
- シューティングヘッドの番手を下げる(軽くする)
シューティングヘッドをロッドティップに入れずにリトリーブ終了。そのまま次のキャストに移行すると準備動作のキャスト1~2回でシュートができます
逆にシューティングヘッドをロッドティップ付近までほぼ全部リトリーブすると、投げる前にラインを「送り出す」動作が必要になります。つまり、静粛性と効率のジレンマが生じるわけですね
状況にもよりますが、僕はどちらかというとキャストの手数が増えて静粛性を犠牲にしてでも手前までリトリーブしたい派です
ただ周囲に他の釣り人がいる時は、空気を読んで静かなキャストを意識するようにしています
リーダーティペットが短い: エネルギーが余った状態で毛鉤に到達するため、毛鉤が水面に叩きつけられやすくなります。
リーダーティペットが長い: 毛鉤に到達する前にエネルギーが十分に消費されます。これにより、毛鉤が「落ちる」のではなく「ふわりと置かれる」ような着水が可能になります
出典:Gemini3
強風時にリーダーとティペットの全長が長いと制御が難しくなります。しかし、無風時は水面へのインパクトを抑えられる武器になります。無風時はロッドの1.5倍~2倍のリーダー+ティペットの長さにします。フライがターンオーバーしにくかったり、風が出てきたら強さに応じて少しづつカットしていくのがおすすめです
ツーハンドロッドの練習方法(ぶっちゃけどこで練習すべき?)
練習と割り切るか、釣りをしながら練習すべきか意見が分かれるところだと思います
僕の意見としては、自分が納得できる形で気持ちよくキャストができると、釣りが楽しくなると感じています
そのため、本番に挑む前にある程度の練習は必要ではないかと考えています
実は簡単に湖でツーハンドロッドを使う方法があります
それはウェーディングせずに岸からロールキャストを使うことです

木の枝などの障害物に気を付ける必要はありますが、実釣ではこれで十分じゃ?と思えるくらい実用的なキャストです
湖でウェーディングするとすぐ側を大きなお魚が横切るのが見えたりします
時期や時間帯にもよりますが魚は意外と浅瀬を回遊している場合があるのです。せっかくの回遊ポイントを台無しにしてしまうわけですね
僕が初めて中禅寺湖でレイクトラウトを釣った時もこの方法でした
オーバーヘッドの練習なら水辺でなくてもできますが、水面を利用したキャストはそうもいきません
練習場所は本当に悩みます。以前とある漁協に電話で質問したことがありました。管轄内の川で漁券なしでフライの投げる練習をしていいか聞いたところ、答えは「NO」です
まぁ当然っちゃ当然ですよね。立場的にそう言わざるを得ないです
理由は他人が見たら釣りしているように見える。紛らわしいことは控えてほしいとのこと
付近に練習できそうな河川がないなら、本番と同じ環境である湖で練習をするしかなさそうです
練習する水域に管轄の漁協があるなら、面倒なトラブルに巻き込まれないためにも(練習であっても)漁券は購入することをおすすめします
キャスト練習をするならスマホと三脚を使って自分の動作を確認するのがおすすめです
ボイストレーニングも「レコーディングレッスン」をすることで飛躍的に上達するといいますが、フライキャスティングも同様です
僕もはじめて自分のキャストを撮影したときは「ええ?これが自分?かっこわる!」と愕然したのを覚えています
自分のYouTubeチャンネルでキャスト動画を投稿しています。良ければご覧になってください
動画内で使用している道具・ラインシステムを明記しているので参考になると思います
ツーハンドロッドに使うフライリールについて
ルアーフィッシングのリールと違いラインを収納しておくことがメインとなります
僕はディスク式のラージアーバーフライリールを主に使用しています

ラージーアーバーとはスプールの芯(軸)の直径を大きく設計したリールのことです
現代のフライフィッシング、特にスペイやシューティングヘッドの釣りでは主流のリールです
ラージアーバーは巻き取りスピードが速く、ラインに巻き癖がつきにくいです
僕は主に安いディスク式のフライリールを使用しています
使いにくい部分に手を加える必要がありますが、価格を考えれば十分です
こちらの記事に詳しい使い方を記載したので良ければ読んでみてください。↓


まとめ
今回、湖のツーハンドフライフィッシングの記事。お読みいただきありがとうございました
ただ魚を釣りたいだけなら他にも方法はあると思いますが、過程を楽しめるのがフライフィッシングの良いところですね





