こんにちは。かずです
20年以上前、ぼくが小学生だった頃の話です
父と一緒に榛名湖へバス釣りに行ったときは、生きたドジョウをエサに、見えているバスを簡単に釣ることができました。今振り返ると、まるでバスが釣られてあげているかのような、おおらかな時代だったのかもしれません
それが今では、ブラックバス自体が減ってしまったのか、それとも釣り人が増えたのか――理由は定かではありませんが、特におかっぱりからブラックバスを釣るのは難しいと言われるようになりました
ぼくの勝手な推測ですが、湖の規模に対して釣り人が多すぎるのではないかと思っています
限られたポイントに集中するプレッシャー、日々投げ込まれるルアー、そして魚たちの学習能力。そういったものが積み重なって、かつての“簡単に釣れるバス”は姿を消したのかもしれません
とはいえ、まったく釣れないわけではありません。釣られ慣れてない子バスを狙ったり。時期や時間帯、水温や風向き、ちょっとした立ち位置の工夫など、いくつかの要素がうまく噛み合えば、40オーバーのバスをキャッチすることは十分に可能です
釣れにくいからこそ、一本の価値がぐっと上がる。それもまた、今の榛名湖バスフィッシングの楽しみ方なのかもしれません
(5年以上前の写真、8月下旬、早朝、砂押しでの一匹 40cmほど。カットテールテキサスリグ)
漁券の販売所、ルールは?
榛名湖で釣りをするには漁券が必要です
一日券は”ゆうすげ元湯”という宿泊施設付近にある自販機で購入できます
- 一日券700円
- 年券5250円
- 夜釣り禁止
年券の購入方法はこちら

榛名湖のおかっぱりポイント
榛名湖はWikipediaによると面積は1.2平方キロメートル。おおよそ東京ドーム25個分だそうです
岸釣り可能エリアは多いので初めての方はポイント選びに悩むと思います
出典:水月 榛名観光ボート https://harunako.net/point
2024年。ボート屋さんに聞いた情報です
赤〇=禁止エリア
- 沼の原一帯
- 高原学校前のカッター置き場
- セゾンドはるな~ゆうすげ
おかっぱり禁止です。禁止エリアには看板もしくはブイがあるのですぐに分かると思います
沼の原
セゾンドはるな
ゆうすげ。漁券自販機付近
カッター置き場
ブラックバスが釣れるシーズン 時間帯は?
ぼくは群馬県在住で片道1時間以内で榛名湖へ行けます。つまり、釣れやすいタイミングで釣りをしてすぐに帰ることができます
地元民?の特権ではありますが、ハイシーズン以外の時期に釣りをするのもそのフィールドの経験値を稼ぐ手段になるのでなんともいえませんね
そのような理由で丸一日釣りをすることは少ないのですが、5月下旬から8月末までの期間が多いですね
やはり釣れやすいのは早朝だと思います。忍耐力のない自分はすぐ諦めがちです
他のブログやYouTubeなどを見るとハイシーズン以外でも釣れているようです
使用タックル
榛名湖で釣れるバスのサイズは30cm~50cmですかね
ぼくは今まで何匹も榛名バスを釣ってきましたが最大で47~48cmです
ぼくが主に使っている道具はエントリーモデルに近い価格帯です
- 2500番のスピニングリール
- ラインはナイロンの6ポンド
- バーサタイル(多用途)スピニングロッド。6~7フィートのUL(ウルトラライト)。
使用ルアー
榛名湖は水草が多いことで有名。(時期やポイントにもよる)
下界のフィールドと比べるとクリアな水質です
底を取るならウィードに強いワームが有効。プラグなどは沈めすぎると根がかりすることがあります
ワーム・・・カットテールなどをノーシンカー、スプリットショットで水底まで沈めたらゆっくり引く
ロングキャストしたいときはジグヘッドやテキサスリグなども使っていました
プラグなら、重さ4グラム、長さ70mm程度のフローティングミノー、水面に近いレンジを泳がせる
浅瀬に生命感がないときは重いオモリを利用した釣り方。通称ヘビキャロ。大遠投してワームをズル引きする方法もあるようです
榛名湖ブラックバスが釣れた時のアクション
- ノーシンカーリグ(カットテール、カーリテールなど)のフォール(沈下)中
- テキサスリグ、ジグヘッドでワームずる引き(超ゆっくり)
- フローティングミノーをゆっくり巻く
2022/6/21 追記 動画+解説
動画を撮ってみました。
場所はひともっこ
タックル
- ロッド:シマノ ルアーマチックS70UL
- リール:ダイワ 15レブロス 2500(ナイロン6lb)
- ワーム:カットテール3.5インチ レッド
自分が好きなのは3.5インチ カットテールのノーシンカーですね
- ナチュラルな動きを演出できる
- 水草をかわしやすい
- フォール中に当たりを取りやすい
- 弱点・・・軽いので(2.5g前後)飛距離が出ない
個人的な意見です。↓
手っ取り早く釣りたいなら、やはり6月~のセミシーズンでセミパターン
ハイシーズンや真夏の早朝などは想像以上に岸よりにブラックバスがいることが多い感じです
偏光グラスで遠くから岸際を覗くと回遊しているバスが見えることがあります。では、何を目的に岸際を回遊しているのか・・・?それはもちろん食べ物のためでしょう
↓この動画のワームはヤマセンコー3インチを使っています。カットテールよりも重いので(約3.5g)飛距離が出やすいです
状況にもよりますが、岸からキャストできる場合はあまりウェーディングしませんな
付近に他の釣り人がいないなら岸と並行にキャストするのも良いかもしれません
個人的に、榛名湖へバス釣りに行きたくなるのはやっぱり夏ですね
標高が高いので、夏でも早朝はひんやりと涼しく、避暑がてらの釣りにはちょうどいいんですよね。空気も澄んでいて、鳥の声や風に揺れる木々の音が心地よく響きます
標高の高い山上湖といえば、トラウト系の魚が釣れるフィールドが多い印象ですが、彼らは水温が上がると岸際から離れてしまい、おかっぱりからは途端に釣りにくくなります
その点、ブラックバスは比較的高水温にも強い魚なので、真夏でも一定の釣果が期待できるのがありがたいところ。もちろん状況によってムラはありますが、トラウトほど極端に釣りづらくなるわけではありません
そして何より魅力なのが、漁券(1日券)の値段です。たったの700円。
今どき、管理釣り場に行けば2時間で2000円前後かかるのが当たり前ですから、コスパ的にも優秀です。釣れても釣れなくても、自然の中でのんびり過ごせてこの値段なら文句なしです。
そんなわけで、ぼくにとって夏の榛名湖は、ふらっと出かけたくなるお気に入りのフィールドです


