鯉釣りの吸い込み仕掛けで遠投を試みようとしたとき、勢いあまって空中分解した経験はないでしょうか?
ぼくもそれに悩んだ一人なのですが、袋仕掛けとPVAバッグを使うことで、ダンゴの空中分解の心配はなくなりました。
このように丸く握ったダンゴを12×16㎝のPVAバッグに入れて、軽く握ったら袋仕掛けにダンゴを挟むだけです。
PVAバッグとは、ヨーロピアンカープフィッシングで使われていて、見かけはビニール袋のような水溶性の袋です。
ダンゴの水分でPVAバッグが溶けないか?と思う方もいるかもしれませんが、ダンゴ程度の水分なら問題なく使えます。
なぜダンゴの遠投に拘るか
ダンゴの遠投に拘るのには理由があります。
ぼくが鯉釣りをするフィールドの一つに遠浅の湖があります。そこで鯉を釣るには遠投が必要と言われている。
PVAバッグの仕様
Amazonで購入した100枚入り12×16㎝のPVAバッグ。↓
それなりに厚みがあるので、ダンゴの水分ぐらいで溶けることはありません。↓
100枚入りで1000円以下はかなり安い。
PVAバッグで包む際の注意点
袋仕掛けでPVAバッグを使うときに気をつけたいのが、PVAバッグに包んだら、中の空気を出すこと。
空気が入ったまま仕掛けを投げると、仕掛けが水中で浮いて絡まりやすくなります。
PVAバッグを使用して鯉の食いに影響あるか?
ぼくはこの仕掛けで鯉を何匹も釣っているので、鯉の食いには影響ないと感じています。
ただし、PVAバッグに包むことでバラケが遅くなることは否定できないです。
実際に投げたあと水中での仕掛けの状態は?
袋仕掛けの難点は投げた後、仕掛けが絡みやすいという点。
どうしても気になったので水中カメラを使用して、水底での状態をチェックしてみました。
アクションカメラをつけた仕掛けなのでキャスト距離は30メートルほど。↓
- エサは龍王暁にコーンをミックスしたもの。
- 袋仕掛けに2本針。
- ダンゴは3本の糸に包んでいる。
- 食わせに針はコーン2個をつけてフリーにする。
- もう一本の針はダンゴに引っかけておく。
水中での状態。↓
着底した瞬間。↓
15分後。↓
ううーん、食わせの糸が浮いてしまっている。
キャストしたあとにリールを少し巻いておいたほうがよかったのかも。
もしくは、針を二本ともダンゴに引っかけるといいかもしれない。
袋仕掛けが絡みやすいという難点は、ぼくの中ではまだ答えがでていません。
どのくらい遠投できるか実験してみた
タックル
- ダイワプライムサーフ33-405
- スピニングリール10000番(オクマ サフィーナ10000)道糸ナイロン6号+力糸
- 亀型オモリ15号+ダンゴ袋仕掛け(重さ合計126グラム)
- 完全結び
この条件で高低差ゼロの状態からオーバーヘッドキャストしてみたところ70メートル飛びました。
90%程度の力でキャストしましたが力糸や仕掛けが切れることはありませんでした。
ポイントはPVAバッグをしっかりと握り、なるべくシワのないボールに近い状態にして空気抵抗を抑えることですね。
タックル次第で飛距離はもっと伸びると感じましたね。例えば・・・
- オモリを亀型オモリから空気抵抗の少ないナス型オモリにする。
- 4LBなどの固めのカープロッドを使う。
- PEラインを使う。
まとめ
鯉釣りに遠投は重要視されていないと思います。
大は小を兼ねると言ったりしますので、遠投できないよりもできたほうが個人的には良いと思います。
なにより遠くに飛ばすと気持ちいいですしね!