こんにちは。かずです。
安いディスク式のフライリールには弱点がある。
- ロッドを振るとスプールが回転してラインを巻き取ってしまう。
- 細いシューティングラインを使うと隙間からラインがすり抜けてしまう。
一応対策できなくもないんですけど、結構ストレスになるんすな。
何か良さげなものはないかなぁとAmazonでフライリールを見てると面白そうなものを見つけました。
じゃーん!高級フライリールでよくみる形のやつっす。ラチェット式というタイプに近いと思います。
ボビナ・クラシカ フライリールといいます。
バーミンガムスタイルと呼ばれるフライリールに近いデザイン(パチモン?)です。
バーミンガムとはイギリスの都市の名前のようです。そこで生まれたリールだからこの名前なんですかね。
バーサス魚紳さん!に登場する渋谷直人さん(実在の人)も似たリールを使ってましたね。川連(かわつら)フライリールというそうです。
出典:バーサス魚紳さん!6巻
渋谷直人さん公式HPによると完全ハンドメイドで税込み11万円!
リールの表面は漆塗り仕上げ。黒い光沢はまるで高級車のボディのようです。
細かい部品一つ一つまで拘っているのが良く分かります。
渋谷さんのキャストの技術めちゃくちゃすごい。動画を見よう
川連フライリールの1/10以下の価格で購入できるボビナ・クラシカフライリールは果たして使えるのか?
細かい部分をチェックしてみたいと思います。
サイズの種類
- #1~3(96g):DT-2-F+10yd
- #4~5(138g):WF-4-F+10yd
- #6~9(188g):WF-6-F+30yd、WF-7-F+10yd
※ダブルテーパー3番フローティングをフルライン巻く場合は#4~5がおすすめみたいです。
ぼくはダブルハンドで使用するので#6~9を購入しました。
#6~9の細かいところをチェック!
意外とおしゃれな箱に入ってました。
説明書つきっす。
ドラグは中央のノブをまわしてどちら側の回転も抵抗が起きる感じ。
うーん本体に隙間がある。モノフィラ系の細いランニングラインでは隙間に入って使いにくそうです。
ラチェットという機能のON/OFF 中央にずらすとオン 外側でオフ。
音は結構大きいです。オンにしなくても中央のノブを回すことで回転に抵抗がおきますが、オンにするとより抵抗が大きくなる。
KEN-CUBE EXシューティングライン・ファストシンク.020(モノコア)を45メートルを収納した状態。バッキングラインは2メートル程度巻きました。
当然ながら一回転当たりの巻き取り量はラージアーバーと比べると少なくなる。
クセがつくとこんな感じ。エアロシューターなどのナイロン系だとどうなるでしょうね。
そこからSAアトランティックサーモンショート DH 6/7 400gr Fを収納してみました。
ラインも合わせると約230g。
追記・・・#4~5を買ってみました
気になっていた#4~5を買ってみました。
シングルハンドの3~4番で使う予定です。
riverpeakフライラインDTフローティング4番30.5mを巻きました。バッキングラインは50cm程度。ギリギリ収まりました(笑)
まとめ
とりあえずこのタイプのリールなら安いディスク式フライリールにありそうな問題は解決するかと思います。
気になるのは巻き取り量の少なさ。糸ぐせ。ドラグ。取り扱い面。ですかね。
実釣ではわかりませんがキャス練では十分かもしれませんな。
追記・・・実際にキャス練で使ってみました。
まぁ予想通りですな。
モノコアのランニングラインの糸グセは引っ張れば取れるのでそこまでストレスではない。
キャストでスプールが動くことがないのは快適です。
やはり気になるのは巻き取り量が少ないことですかね。
それと水没させるとスプールの隙間に砂が入ってガリガリいうことがあります。あまりにひどいようであれば分解する必要がありそうです。
数千円で英国紳士の気分を味わえる高級風フライリール。
耐久性が気になるところ。スピニングなどの複雑な機構のリールと比べれば壊れにくいと思われる。
多少扱いに難があったとしても見た目良いリールはモチベあがりますね。
では~