友人と妙義山へ登山に行ってきたんですが、上級者コース、「奥の院鎖場」の縦の鎖場の途中で引き返してきました。
ここが奥の院、ここまで行くのに数か所、鎖場があります。
中にはお地蔵さんなどがありました。
その横にある鎖場。
上を見上げても先が見えない。
とりあえず登ってみることに。
15メートルほど登ったところで、鎖が横に・・・。鎖を持ちながら横歩きすることが判明。これを見て「死」をイメージしたので降りることにした。
ここで高さは10メートルはありそう。無事降りてそのまま下山しました。
奥の院まで行った経緯を説明すると、中之獄神社の駐車場から石門や大砲台に行ってみたあと時間があったので、妙義神社に車を移動して大の字まで行こう!という話になって大の字まで行ってみました。↓
大の字まで行った後に時間と体力があったので、この先の上級者コースを覗いてみることにしました。
もちろん無理そうならすぐ下山しようと決めていました。
家に帰ってから「奥の院脇の鎖場」について調べてみると、二カ月前に事故があったばかりで、死亡事故が多い難所とのこと。山と高原地図では「ルンゼ(岩溝)内直立4連30メートル鎖」という名称。
ここで事故がおきる理由を考えてみると
- 最上部が見えない
- 奥の院までの道のりが易しい(注意の看板あり)
初見だと大の字までいけたしつい登ってみよう!と考える人が多いんでないかと思います。
ぼくは最上部の横歩きの前で降りてしまいましたが、数十メートルの縦登りのあとなので横歩きの部分で緊張がほどけてしまうという理由もあるかと思います。
ぼくはあの横歩きの部分を見て「やばい」と思いましたけどね。
あとは勝手な想像ですが「奥の院」つまり神聖な場所の脇にあるので、大きな注意書きを設けることができないのではないでしょうか。
この先にも鎖場が多くあるそうで。
「奥の院の鎖場」の先に行ってしまうと途中で下山したくなっても当然ながら同じ場所を通らなければならない。
もしくは白雲山まで行ってタルワキ沢コースを経由しなくてはならない。
ここで引き返して本当に良かったと思っています。
まるでレベル10ぐらいの状態でラストダンジョンに突入するようなイメージでした。
もっと登山レベルをあげて、道具や知識など準備が整ったら挑戦したいですね。
ハーネス、カラビナ、スリングなどを使わないで登る人もいるようですが、ぼくにはそんなことは無理そうです。
もしくはルート経験者と同行するのが現実的と思いました。