雨が続き一気に涼しくなってきました。
以前から気になっていたことがありました。
それは・・・。白い服と黒い服の温度差はどのくらいなんだろうか?という点。
黒い服のほうが太陽の光を吸収しやすいので、温度が高くなると言われている。
確かに夏場に黒い服を着ると暑いと感じることがある。
でも、黒い服は暑いという先入観(プラシーボ効果)があるから暑いと感じるのかもしれない。
要するにただの思い込みで実際はそこまで温度は変わらない・・・という可能性も拭い切れません。
車のカラーの温度差は?
JAFの実験で車内温度をテストしてみた結果。黒が白に比べて4~5℃温度が高いとのことでした。↓
では衣服の場合はどうでしょう。
検証してみた
検証方法
- グラフ記録できる温度計を2つ用意。
- 白と黒の靴下の中に入れて外に放置。
用意したもの
- switchbot温度計 2個
- 同じ素材の靴下 白:黒
靴下の中に温度計を入れて、自宅のベランダに設置してみました。
本来なら完璧に直射日光の当たる何もないような場所が良いのだろうが、妥協してベランダにしました。
エアコンの室外機から熱風が出てるので離して設置。↓
温度変化
黒 24時間:最大37.4℃ 平均30.6℃ 最低24.4℃
白 24時間:最大35.9℃ 平均29.8℃ 最低24.3℃
黒 14時~15時:最大37.4℃ 平均37.1℃ 最低36.7℃
白 14時~15時:最大35.9℃ 平均35.4℃ 最低34.9℃
ぼくの予想よりも温度差は少なかった。
グラフで分かるのは日が出てからの温度上昇は黒のほうが早い。
24時間の温度グラフ
黒
白
14時~15時 黒
14時~15時 白
まとめ
14時~15時のピーク時では黒のほうが1.5℃~2℃温度が高い結果となりました。
生地の素材、温度計、設置場所などでもっと違った結果になるかもしれないので、今回の結果は参考記録ですかね。
布の表面温度をチェックできればもっと大きな差になったと思います。
白い服より黒い服が暑いというのは間違いないようです。
ただし白い服は紫外線を通しやすいと言われているので、日焼け対策なら黒い服のほうが良いみたいです。
思えば中東の暑い国の人って男性は白い服を着ているイメージですが、女性は黒い服を着ていたりしますよね。
宗教上の理由もありそうですが、合理的な理由もあるのかなぁ?と調べてみました。↓
表面温度は黒のほうが高いのですが、ゆったりとした黒い服は内部で「煙突効果」上昇気流が発生しやすいそうです。
暑さ対策は服の色よりも風通しの良さが重要らしい。体にフィットしないゆったりとした服が良いのだそうです。
夏休みの自由研究レベルの精度で恐縮ですが、みなさんのお役に立てれば幸いです。