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(釣り)ルアーなどの疑似餌は魚からはどう見えてる? 逆転クオリアと魚の認知能力

こんにちは。かずです。

 

釣り人の永遠?の問題、魚は世界をどうに認識しているか?まぁ本当に解明されてしまったら釣りはオワコンになるかもしれませんが、釣り人なら誰もが考えたことのある問だと思います。

例えばモニターなどに魚が見ている世界を出力できる技術が生まれたらどうになるか?まあ人間であっても現代の技術では不可能です。

フィクションですが映画”ルパン三世くたばれノストラダムス”ではそのような技術がありましたね。金庫の開け方を知っている老人の頭にコードを繋ぐ。モニターに脳内の視覚情報を出力するのです。

 

実際には魚は視覚、嗅覚だけではなく側線と呼ばれる水の振動を感じ取る器官があると言われています。その側線器官を頼りに獲物を追うことがあるそうなので、魚の視覚情報がわかっても魚の認知能力は解明できない可能性が高いですな。

 

実はいうと同じ人間でもそれぞれの人が全く違う見え方をしている可能性があると言われています。

「そんなの人によって視力は違うし、色覚異常とか見える色だって違うから当たり前じゃん?」

まあ、ちょっと待ってください。

逆転クオリアという哲学があります。

同じ赤色に相当する周波数の光を受け取っている異なる人間は、同じ質感を経験しているのか?ひょっとすると全く違う質感を経験しているのではないか?

たとえばあなたが熟れたトマトを見ている時に感じる色(赤色)、これが別の人にはまったく違う質感で感じられているかもしれない。

出典:逆転クオリア-Wikipedia 

例えば、生まれた時から赤色青色に見えて青色赤色に見える人はどうになるだろう?

出典:12RIVEN -the Ψcliminal of integral-

つまり、赤と青の色相環が逆転している人がいたとしたら・・・。赤という言葉で赤を定義しているだけ、実は赤をどうに感じるかは人によって違うかもしれない。ってことです。

この思考実験、仮に色相環が逆転しててもコミュニケーションになんの障害もないわけですね。生まれた時から青っぽい色を赤と呼んでいるのです。

要するに、二人の人間が赤いリンゴを見て「あれは赤いリンゴだ」「そうだね。赤いリンゴだね」と言ってたとしても全く別の質感(クオリア)で認識している可能性があるわけです。

逆転クオリア的視点では、我々は、魚どころか同じ人間(他人)すら本質的には理解することはできないと言えるかもしれませんな。

 

逆転クオリア的な視点を題材とした作品は結構あります。

火の鳥復活編、沙耶の唄、紫色のクオリアですかね。個人的にどれも大好きです。

 

メダカを使った実験があります。

動画では、回転する外側の壁に合わせてメダカが泳いでいますな。

この実験。かなり役立ちます。誰か色んな色で実験してくれないかなぁ。