釣り時の服装、難しいですね。
フライフィッシング動画を配信している杉坂ブラザーズは服の着こなしが上手いなぁなんて感じます。
服装を突き詰めると機能性orファッション性になるかと思います。
実はこの二つを両立させることって結構難しいんですね。
ぼくもかなり悩みましたが結局「機能性」を重視しております。
機能性とファッション性の両立は難しい
これは普段の服装にもいえることですね。
季節にもよりますが、機能だけでいえばジャージで十分です。
でも好き好んでジャージばかり着る人は少ないと思っています。
ファッション性を気にしないと他人から変な目で見られることがあります。
ぼくが二十歳ぐらいの頃、上下黒のジャージで姿でスーパーに行った時の話です。
レジでお会計を済ませて買ったものをスーパー袋に詰め込んでいるとき、近くの女性がぼくを見た途端逃げるように出口へ向かってました(笑)単にぼくが気持ち悪かったのか、チンピラか何かに見えたかのどちらかだと思います。
ぼくは価格と機能性を重視
どんな釣りをするかで変わってくるかと思いますが、価格と機能を重視しています。
ゴアテックスなどの高性能素材のウェアでしたら蒸れにくく雨も避けられるので最適ですね。
高額なのでぼくは持っていませんが(笑)
ぼくは上下ともワークマンが多いです。価格と機能のバランスが良いからです。
季節によってインナーにヒートテックを使います。
釣りベストはダサい
釣りベスト・・・個人的にはなるべく着たくないアイテムです。
なんというか・・・ガチっぽさが出るんですね。ガチっぽさが出るのは悪いことではないのですが、所詮趣味の釣りです。趣味の釣りに戦場にでもいくかのような見ためで「釣果0」だったりすると空しいです。
しかし、機能性の高さもあってそうも言ってられないときがあります。
とくにウェーティング時、ウェーダーというお腹あたりまである長い長靴を履いて水に浸かり釣りをする場合です。
ショルダーバッグでは水没するのでウェーディングではベストを着ています。↓
大きなロゴがついた服はダサい?
大手釣り具メーカーの服にはメーカーロゴがついていることがあります。個人的にその手の服は苦手です。
最近の釣りアパレルは昔と比べて良くなったと言われています。大手釣り具メーカー公式HPなどをチェックしてみましたが、袖や胸にはやはりロゴがついています。
先ほどの通り、ぼくが釣りをするときは値段が安いのもあってワークマンの服を着ることが多いです。
そのワークマンの服にもロゴがついているものが多いです。
なんというか・・・プロスポーツ選手が服にスポンサー企業ロゴつけてるような「意識高い恰好」になってしまうのですな。
余談となりますが、無印良品は「ブランドロゴ」頼らずに商品そのものの良さをアピールすることでユーザーの支持を獲得しているそうです。
要するに「アンチブランド」を「ブランド化」しているということですね。
世の中に一定数・・・むしろこれからどんどん増えそうな「ブランドロゴ嫌い」をターゲットに「アンチブランド展開」する無印良品、恐るべし。
アウトドアファッション版「無印良品」があれば需要あると思うんですけどね。
よく調べてみると、無印良品の創設者の一人は哲学者ボードリヤールの本「消費社会の神話と構造」からアンチブランドの着想を得たという話です。
ボードリヤールは現代は機能ではなく記号を消費する社会になったと本で言ってるそうです。
つまり、物の機能的部分ではなくシャ〇ル、ヴィ〇ンという実態のない記号(ブランド)を消費する社会になったってことです。
鞄(バッグ)を例に挙げられることが多いですが、鞄の機能は「物入れ」です。
機能視点ならダ〇ソーのバッグでもいいですし、極端にいえばスーパー袋でも良いわけです。
耐久性的な問題もありますが、「物入れ」に数十万という価格は果たして適正と言えるのか?ってことです。
消費社会の神話と構造は難解な本なので、ぼくは挫折しました(笑)
そもそも「釣り」自体なんの生産性もないですし「記号的」活動と言えるかもしれませんな。
飲茶さんの著書「14歳からの哲学入門」にボードリヤールの思想は分かりやすく解説してあるのでおすすめです。↓
まとめ
今回は釣りの服はダサい?ということをお話しました。
「釣り」というコンテンツで機能性>ファッション性になるのは仕方ない。
管理釣り場などではどんな格好でも良いと思いますが、人よっては命に関わるような危ないところに行くこともあるでしょうし、そんなところに行く場合は専門的な服装になるのは当然と思います。
登山、サイクリングでも専用の服を着ている場合が多いですから、それと同じってことですね。
なんだかんだ見た目を気にしてるぼくはまだ「釣りごっこ」をしているってことですな。