こんにちは。かずです。
ユーチューバー、料理研究家のリュウジさんという方がいます。
手軽に美味しい料理を作ることを売りにしている感じです。
彼がインタビューで
「豊富な材料と膨大な手間をかけて美味しい料理が作れるのは当たり前なんですよ」
「限られた材料と限られた時間で美味しいものを作る方が何倍も頭を使うんです」
と、いっていました。
これ、釣りにも同じことがいえそうですな。
豊富な道具と膨大な時間をかければ目的の魚が釣れる可能性は高いと言い換えることができそうです。
ぼくがこの記事を見て思い出したのは「美味しんぼ」でした。
海原雄山と山岡士郎の料理勝負。
アニメ シーズン1エピソード16「おもてなしの心」。味噌汁とご飯の対決で主人公の士郎が完敗した回です。
完敗した士郎は父親雄山に「材料の差だ!金の力にモノを言わせて最上のものを集めたんだろう」と言いました。
しかし、雄山代理の本村の調理方法は、お米一粒一粒を黒いお皿の上で分別して形が揃ったお米で炊くというものでした。そうすることで炊きムラを減らすことができる。
通称”本村米”。
当時貧しい本村が海原先生を招くときに最善を尽くすために考えられた方法だったわけです。
美食を芸術の域まで高める条件は、それは唯一、人の心を感動させることだ。人のこころを感動させることができるのは人の心だけなのだ。
いやぁ、、、フィクションとはいえ、この回をはじめてみたときはマジ感動しましたね。
まぁ、ぼくは”本村米”を実践したことはありません(笑)
ネット上には実際に本村米でご飯を炊いた記事がありますが、普通に炊いたご飯よりも断然美味いとのこと。
まぁ”本村米”はお金はかかりませんが分別するという手間があるので「限られた時間」的な意味では異なりますな。
魚釣りは別に誰かをもてなすことではなく基本的には自分と魚(自然)との勝負です。
個人的には安い釣り道具でも使い方次第では強力な武器になると思っています。
自分も釣れないことを道具のせいにして選択肢を増やすことを考え勝ちなので、今あるもので何ができるか考えていかなくては・・・そういいつつも結局買っちゃうんですけどね(笑)
料理、釣り、問わずどんな分野でも”本村米”のようなコロンブスの卵的なアイデアを生み出せる人は素直に尊敬しますね。
最近知った面白いルアーは”メタバマ”ですかね。
ブラックバス系のルアーなんですが、メタルジグに浮遊系ワームを複数取り付けて小魚の群れを演出できるリグのようです。
中空の浮遊系ワームなので底に静止すると小魚が底のエサをつついてるように見えるらしい。針は基本上を向くので根掛かりしにくいのも良さげ。今度使ってみようかなぁ。
出尽くした感がある”釣り”コンテンツ。誰も気づかない盲点がまだまだあるかもしれませんな。