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ブラックバスが嫌われる一番の原因は・・・?

 

特定外来生物に指定されているブラックバス(オオクチバス)が

なんで

  • 世間から嫌われるのか
  • 駆除されるような報道が多いのか

気になったので、原因を考えてみました。

河川でブラックバスなどの特定外来魚を駆除した という話を聞くと「?」と感じてしまいます。

 

河川は外来魚だらけ

ブラックバスが嫌われる原因は、外国から来た魚で、生態系に影響を及ぼすからと言われていますが

  • ニジマス
  • コイ(琵琶湖など一部には固有種がいるそうです。)
  • ライギョ
  • ソウギョ
  • アオウオ

など

特定特定外来生物に指定されてない外来魚が数多くいます。

ニジマスなんて外来種なのに漁協が放流しています。

 

一部の地域にはブラックバスの楽園がある。

ぼくの住んでいる群馬県にはブラックバス(オオクチバス)釣りで有名な榛名湖という山上湖があります。

ぼくにとって榛名湖は小学生の頃に、父親や友達とブラックバス釣りをした、思い入れのある場所なんですが、特定外来生物に指定されているブラックバスは、榛名湖では比較的寛容な扱いを受けています。

ボート乗り場にはブラックバスの看板がありますし、シーズンにもなればボートや岸には沢山の釣り人がブラックバスを狙いにルアーを投げています。

なぜ寛容な扱いをされているかというと・・・。

いわゆるブラックバス専門の釣り人(通称バサー)がボート代や食事、漁券の購入など榛名湖に「お金」を落としてくれるから

榛名湖にとってブラックバスは地元民や漁協を支える有益な魚なのだと思います。

 

有益な魚と有益でない魚の違い

有益と言われる外来魚と有益でないと言われる外来魚の違いを考えてみたのですが、

有益でないと言われる魚には共通点があった。

  1. 日本に移入された歴史が浅い。
  2. 名前がよそ者っぽい。

1は情報不足なので今回は記述しませんが

有益でないと言われる魚たちには

  • ブラックバス(オオクチバス)
  • ブルーギル
  • アメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)

など、いかにも「よそ者」らしい名前がついているんです。(例外もあるようです)

 

ブラックバス(オオクチバス)という名前

そもそもバスってなんだろうと調べてみると・・・。↓

要するにスズキっぽい魚の総称。

この記事にはビワスズキという名前で、ブラックバス料理を売り物にしているお店がある。と書かれている。

ビワスズキという名前で売られているのはブラックバスという名前に拒否反応を持つ人が多いからだと思います。

 

釣り人の間ではスズキのことをシーバスと呼んでたりしますが。

例えばブラックバスをアメリカから日本へ移入したときに「クロスズキ」という名前が浸透していたらどうだっただろうか、ブラック=黒 バス=スズキ 

ブラックバスとスズキは食性、見た目が似ている。

魚について詳しくない人がクロスズキという名前を聞いたら、「ああこの魚はスズキの仲間なんだ」と

  • 食べることの抵抗が減った
  • 鯉のように親近感が持てた

のではないでしょうか。

 

逆の例だと、スーパーの魚売り場に行ったときに切り身になっている鱸(スズキ)が

”シーバス”

という商品名で売られていたとしたらどうでしょう。

シーバスがスズキである、ということがわからないお客さんで手に取る人はいるのでしょうか。

 

個人的にブラックバスという名前は・・・なんというか・・・アメリカ的なイメージなんですよね。

実際に北アメリカ原産なんですけど、そんなアメリカ的な名前の魚が日本の河川にウヨウヨいるってことです。

名前というのはとても重要

アメリカから日本に移入して成功した例としてファストフードチェーンのマクドナルドがあります。

当時の社長、藤田田さんがMcDonald’sを移入したとき逸話。

”マクダナールズ”というネイティブっぽい発音を本家McDonald’sの反対を押し切って3音で発音できる日本人に馴染みやすい”マクドナルド”にするべきと主張したそうです。

結果、日本人に受け入れられたマクドナルドは外食チェーン売上日本一になるまで成長しました。

まとめ

個人的な結論は、ブラックバスという名前が悪い、ということになりました。

ブラックバス(和名オオクチバス)という名前が定着した理由はよくわかりませんが・・・

勝手な推測ですけど、ブラックバスが移入された時期と、ブラックバスがサンフィッシュ科であることが関係してると考えています。

(スズキはスズキ科です)

まぁ、ブラックバスという名前が定着してしまった以上、あれこれ言っても仕方ないと思います。

子供につける名前などにも言えることですが、その「名前がつけられた存在」の運命を決定づける要因になるのではないでしょうか。

 

今回は魚類に関してのお話でしたが、もっと広い視野でみると、特定外来生物にはアライグマやウシガエルも指定されているそうです。

そうなると名前の法則は当てはまらないですね。

 

30代の若輩の意見ですので、異論はあるかと思います。

ぼくが生まれる前のバスフィッシングブームのことはわかりませんし。

ブラックバスが全国に広まったとされる人為的な放流や、釣り人のマナー的な問題もよくわかりません。

 

人間というのは本質的に

特定の動物が絶滅しそうになると増やそうとして

増えすぎると駆除する傾向があるように思えます。

 

もし、日本以外の全ての国でブラックバスが絶滅したら、日本にいるブラックバスはどんな扱いを受けるのでしょうね。

きっと日本のブラックバスを原産地の北アメリカに逆移入して、必死こいて増やすんじゃないでしょうか。