フライフィッシング楽しいです。
フライで狙うのはトラウト(主にニジマス)なんですが、魚の活性が下がってる時はドライフライ(浮く毛ばり)に反応しにくくなります。
そんなときは池の中層から低層にいる魚を狙うために、毛ばりを沈める釣りをすることになります。
仕掛けにはマーカー(インジケーター)と呼ばれるウキを使い、そのウキに反応があったら即座にフッキング。
要するに毛ばりでのウキ釣り。専門用語でルースニングというそうです。(最近知りました笑)
恥ずかしながらぼくは管釣り以外のフライ経験はほとんどありません。
毛ばりを使ったウキ釣りと聞くと簡単そうなイメージなんですけど、やってみると意外と難しく奥が深いのですな。
魚影の濃い釣り場や高活性時は、適当な仕掛けでも簡単に釣れちゃいますが、真冬の活性の下がる時期、魚影の薄い釣り場では、シビアな仕掛け作りが求められます。
真冬の管理釣り場での出来事
何年も前に真冬の管理釣り場を訪れたときのことです。
その釣り場にはぼくの他にフライをしている年配の男性が一人いました。
年配の男性をチラっと見るとマーカーが見えたのでぼくと同じマーカー釣りをしていることがわかりました。
でも釣果が大違い、ぼくは全く釣れないのに年配の男性はバンバン釣っているのです。
真冬の寒い中マーカーにほとんど反応は無く、結局ぼくは一匹も釣れずに帰りました(笑)
何が悪かったのか?どうすればいいのか
当時のぼくは家に帰って何が悪かったのか分析すると、
- タナが悪かった。
- 使った毛ばりが悪かった。
と安易に考えました。
しかし今思うと他にも
- 糸の太さ
- 糸の状態
- マーカー(インジケーター)の浮力
も重要なことが分かりました。
具体的には
- 糸(ティペット)は可能な限り細いほうがいい。
- ティペットは新品のような直線状態のものがいい。
- マーカーは沈まないぎりぎりぐらいの浮力がいい。
そうすることでマーカーの反応を最大に引き出すことができるんでないかと思いました。
トラウトの習性
水質がクリアな釣り場だとよくわかるのですが、マス系の魚は毛ばりに食いついて少しでも違和感があるとすぐに吐き出してどこかへ行ってしまいます。
これはフナのウキ釣りやブラックバスのライトリグよりもシビアなイメージです。
つまり、魚が毛ばりに食いついてるのにマーカーには全く反応しない場合があるということです。
ぼくは魚でないので想像するしかないのですが、その違和感とは何なのか分析してみました。
違和感とは何か?
まず毛ばりに食いついた後のことを想像してみました。
毛ばりに食いついたということはトラウトは毛ばりをターゲットと認識していたということ。
問題は食いついた後です。
なぜトラウトは毛ばりを吐き出したか です。
吐き出したということは毛ばりをターゲット(対象物)ではないと認識したということになります。
可能性として挙げられるのは。↓
- 毛ばりに違和感があった。
- 糸の抵抗に違和感があった。
- マーカーの抵抗に違和感があった。
これらの抵抗を少なくすることがマーカー釣りで釣果を上げる要因でないかと思いました。
まとめ
マーカーフィッシングで当たりがこないという場合は
- タナを変えてみる。
- ショットを噛ませる。
- ティペットを細くする(シビアな時は6Xか7X。ポンド換算すると2.5lbを使うことが多いです)
- ティペットの状態をチェックする(ライントラブルなどでグニャグニャになっているとマーカーの反応が悪くなる)
- マーカーの浮力をチェックする(沈まないギリギリの浮力が理想)
を疑ってみるといいと思います。