Amazonでフライロッドを検索するとMaxcatch(マックスキャッチ)というメーカーの激安ロッドが上位に出てきます。
その中のエクストリームというシングルハンドのシリーズは一本5000円程度で購入できる。
私自身いろんなメーカーのフライロッドを所持してるわけでないので、比較することはできませんが、このエクストリームは普通に使用できます。
私はエクストリームの4番と6番を所持しています。この間、新たに10番をポチってみました。
- Maxcatch Extreme 90104
シングルハンド 9フィート 10番のロッドです。
シングルハンド10番というのは有名フライメーカーのラインナップにはあまり見られないヘビーなサイズです。
番手というのは高くなるほど曲げにくくなるそうです。
この10番ロッドは無限の可能性があるんじゃないかと自宅に届くのを楽しみに待ってました。
総額1万以下の装備で10万円近い装備の人に飛距離で勝てるかもしれない・・・。
店売りの剣でエクスカリバーに勝てたらかっこいいですよね。
Maxcatch Extreme 90104の基本情報
- 長さ:9フィート
- 番手:10番
- ロッドの重さ:125グラム
- 4ピース
プラスチックのケースに入っている。
グリップ部分、ファイティングバットは5センチの長さがある。
ダブルハンドみたいな使い方もできるかも・・・?
トップガイドをSiCガイドに換装
全てのガイドをSiCに換装するのはお金もかかるし時間もかかる。そんなときは一番負荷のかかるトップガイドをSiCに替えるだけでかなりの効果があります。
トップガイドの価格千円以下+たったの10分の作業で済むのもポイント高い。
取り付けたのは、Fuji ステンレスSiCトップガイド PLGST 7-2.0
送料込みで800円でした。
10分程度で交換完了。
タックル(オーバーヘッド用)
- ロッド:Maxcatch Extreme 90104
- シューティングヘッド:イオ SH9S(3ips)長さ9.4メートル 重さ:約23g
2000円以下で買える激安シューティングヘッド。↓
シンキングにした理由は湖で使うことを想定しているためです。
ロッド+リール+Sヘッド+ランニングライン
総額1万程度のタックル完成。
飛距離の測定方法
ランニングライン10m 15m 20m部分に目印をつける。
私の場合、油性マジックで塗っています。(一回のキャス練でほとんど消えちゃいます)↓
シューティングヘッドの長さが9.4m+ティペット1.5m=10.9m。
例えば、しっかりとターンした状態で20mの目印が一番手前のガイドまで出ていたら、一番手前のガイド~フライまで20m+10.9m=30.9mとなる。
実際に投げてみた
いつもの川に行ってキャス練&システムチェック。
まずロッドを振ってみると、さすが10番だけあって曲げにくい!
問題は23グラム(350グレイン)、9.4メートルのシューティングヘッドとのバランスです。
フォルスキャストしてみるとヘッドが重いだけあってホールに力が必要でした。
1番手低いヘッドですが、個人的に良いバランスだと思いました。
使ってみてわかったのは23グラムのシンキング系ヘッドはヘッド自体を浮き上げるのがかなり大変です。ロールキャストをなんども繰り返して無理やりピックアップしました。
もう一つ難点はヘッドが重いのでバックが垂れやすいという点。
それらの難点を考慮すると、このロッドにはもう少し軽いヘッドのほうがいいのかもしれません。
飛距離の結果
若干追い風でしたが、ホールを入れたシュート(オーバーヘッド)で元ガイドからフライまで30メートルは普通に飛びました。
慣れれば私の実力でも35メートルは飛ばせそうです。
上手い人なら40メートル飛ばすことも可能かもしれません。
追記
もう少し軽めのヘッドで投げてみました。
- ロッド:Maxcatch Extreme 90104
- シューティングヘッド:イオ SH9S(3ips)長さ9.5メートル 重さ:約18g
8番 9.5m 18g 3ipsのシューティングヘッド。↓
実際に投げてみると9番23gのヘッドよりバックキャストが垂れにくく扱いやすかったです。
キャスティングの動画を撮ってみたので良ければ見て下さい。↓
飛距離は若干の追い風で自分からフライまで25m~30mでした。
追記・・・スペイ用ラインシステム
このシングル10番ロッドでスペイ系キャストをしてみたいと思いました。
9フィート10番に合うスペイ系ヘッドを探してみましたが、ほとんど見当たりませんでした。
なので、ツーハンド用のスカジットヘッドを切って重さと長さを合わせてみることにしました。
参考にしたのはOPSTのコマンドヘッド↓の表です。

表ではシングルハンド10番だと約5メートル、400~425グレーンとなっています。
用意したのはDH用のスカジットヘッド。↓
イオ スカジットヘッド インターミディエイト
- 24.5フィート(7.2m)
- 475グレーン(30g)
このような激安ヘッドは躊躇なくカットできるのがいいですね。
このヘッドを先端側(フライ側)から約2mカットしました。↓
- 長さ:5.2メートル
- 重さ:24グラム(370グレーン)
ポリリーダーと合わせると
- 7.9メートル
- 27.5グラム(425グレーン)
飛距離チェック
システムチェックしてみました。
ヘッド、リーダー、ティペット合わせて8.9メートル。
現場は若干の追い風でした。↓
ロールキャスト、シングルスペイ的なものでランニングライン20メートル出すことができました。
ランニングライン20m+ヘッド5.2m+リーダー2.7m+ティペット1m=自分からフライまで28.9mとなります。まぁ追い風だったので参考記録。
無風でしたらランニングライン15mでれば十分ですかね。
折りたたむ系のキャスト(スカジットキャストなど)も試しましたが400グレーンの沈む系ヘッドを片手で水面から剥がすのはかなり大変です。私のような非力では厳しいことがわかりました。ホールを入れればよかったんですかね?
ファイティングバットを持ってツーハンドのように扱えばなんとかなるかも・・・?
まとめ
高番手ロッド&ラインは風の影響を受けにくいので湖の攻略で役に立ちそうです。